東京都の犯罪の傾向
平成29年中の侵入窃盗(空き巣)の傾向
都内における侵入窃盗認知件数の推移
平成29年の都内における侵入窃盗の認知件数は5,237件で、前年に比べて+7件(0.1%)増加しています。
侵入窃盗のうち、空き巣が占める割合は39.6%となっています。
平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | |
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侵入窃盗 | 7,756 | 6,925 | 6,324 | 5,230 | 5,237 |
うち住宅対象侵入窃盗 | 4,437 | 3,694 | 3,291 | 2,750 | 2,681 |
住宅対象侵入窃盗の占める割合 | 57.2% | 53.3% | 52.0% | 52.6% | 51.2% |
侵入窃盗の手口別発生状況
空き巣
家人等が不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗むこと
出店荒し
閉店中の店舗に侵入し、金品を盗むこと
事務所荒し
会社、組合等の事務所に侵入し、金品を盗むこと
忍込み
夜間家人等の就寝時に住宅の屋内に侵入し、金品を盗むこと
金庫破り
事務所等に侵入し、金庫(手提げ金庫を除く)を破って金品を盗むこと
居空き
家人等が在宅し、昼寝、食事等をしている隙に住宅の屋内に侵入し、金品を盗むこと
学校荒し
学校等の建物に侵入し、金品を盗むこと
病院荒し
病院、診療所等の建物に侵入し、金品を盗むこと
侵入窃盗の場所別発生状況
侵入窃盗の場所別では、住宅が54.8%を占めています。
内訳は、一戸建て住宅23.3%、その他の住宅20.3%、中高層住宅(4階建て以上)11.2%となっています。
※「その他の住宅」~「一戸建て住宅」「中高層住宅(4階建て以上)」以外の住宅で、3階建て以下の共同住宅、テラスハウス等をいいます。
空き巣の侵入口
住宅対象侵入窃盗は縁側、ベランダ、居室等の窓からの侵入が61.3%と多くなっています。
玄関等の出入口からの侵入については38.7%となっています。
空き巣の侵入手段
空き巣の侵入手段は、住宅の種類に応じて違っています。
一戸建て住宅では、ガラス破りが多くなっていますが、中・高層住宅及びその他の住宅では無施錠が多くなります。
ドアや窓は確実に施錠してください。
出典元:警視庁