しげミンの防犯対策インタビュー

第6回:登録会員制度について

各団体の近況報告

服部 範雄様(公益社団法人 日本防犯設備協会 代表理事)

しげミン 本日は大変お忙しい中、座談会にご参加いただきありがとうございます。まず始めに、近況をお伺いしたいと思います。服部代表理事、公益社団法人 日本防犯設備協会(以後、日防設)の近況等をお聞かせいただけますか。

服部代表理事 日防設は、昨年協会設立25周年を迎え、4月1日には公益社団法人として新たなスタートを切りました。先日は、第77回防犯設備士養成講習・資格認定試験を実施し、現在資格取得者は累計で約2万3000名弱。総合防犯設備士も約300名登録されています。
昨年は高知県で、今年になって熊本県で地域協会が設立され、47都道府県のうち37都道府県で設立されたことになります。当会を中心とした活動は着実に広まっていますが、地域協会、防犯設備士の皆さんの活躍の場が十分でなく、そういう中で、今回、NPO法人 東京都セキュリティ促進協力会(以後、東セ協)が、東京で勤務されている防犯設備士の方々を中心に「登録会員制度」をされることに、大変期待をしているところです。

しげミン 平野理事長、NPO法人 大阪府防犯設備士協会(以後、大防設)の近況はいかがでしょう。

平野理事長 私どもは、昨年11月15日に設立から丸10年を経過し、今年1月22日に10周年の記念式典を催しました。設立した平成13年は、大阪府の刑法犯認知件数が東京都を抜いてワースト1になった年でした。ちょうどその頃から防犯モデルマンション登録制度(大阪は、認定制度ではなく登録制度)を立ち上げるという動きがあ り、そんな中で協会が設立されました。11年目に入り、東セ協さんに少しでも近づけるように頑張っている昨今です。

インタビュアー 後藤 しげみ 東セ協理事

しげミン 武富会長、総合防犯士会の近況などお話しいただけますでしょうか。

武富会長 当会は、日防設が認定している総合防犯設備士の有志が集まって「総合防犯を考えるサムライ(士)の会」として、平成21年3月6日に発足しました。「事業部会」、「広報部会」、「総務部会」の3部会で活動を行っています。
特筆すべきは2つあります。1つは、昨年11月、東京ビックサイトでの「危機管理産業展2011」において主催者の依頼を受け、パネルディスカッションを行い大変盛況でした。もう1つは、今年3月6日から4日間開催された「SECURITY SHOW 2012」(東京ビッグサイト)で、当会は日本経済新聞社に協力して、恒例の防犯相談コーナーを担当させていただきます。イベント会期中の8日には、当会の第4回定期総会があり、今はそれらの準備で一生懸命やっているところです(座談会時点)。

しげミン 政本理事長、東セ協の登録会員制度以外の近況をお聞かせください。

政本理事長 東セ協は、平成12年3月に発足しました。現在は、正会員、賛助会員、特別会員で構成され、合計会員数99(正会員88、賛助会員3、特別会員8)です。会員活動は、7つの委員会で運営されています。その中でも一番の私どもの事業収入となっているのが、「学校110番委員会」の活動です。委員長である照井副理事長の頑張りで入札にこぎ着け、1561校の受注からスタートし、現在は約2175校に増えています。
そして、本日のメインテーマであります「登録会員」の制度がいよいよ始まります。すでに総会での審議は通過し、東京都の認証を待っているところです。


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