学校110番
学校110番とは
平成13年6月大阪府池田小学校で発生した児童殺傷事件をきっかけに東京都は都内約6000施設の中学校・小学校・幼稚園・保育園に学校110番非常通報システムを導入してまいりました。このシステムは非常ボタンを押すと警視庁通信司令室に自動的に通報され、警察官が駆けつけるシステムです。
1561施設から始まった学校110番事業も、現在2600施設を超える施設様を保守担当させていただいております。早いもので当初から設置させていただいた施設様においては、20年を経過し、現在も安定した保守管理体制がとられております。
24時間中央監視センターで設備状態を監視し、年4回の保守点検を行なっております。
学校110番中央監視システムの運用
■ 電話回線を通じ24時間365日監視員が、通報装置の状態を監視
- ・ 110番発報および機器故障の際、通報装置からの異常信号を受け記録します。
■ 通報受信後の対応
- ・ 110番発報の受信した場合、速やかに区市町村、学校法人等へ報告します。
- ・ 機器故障の受信時、および定時通報がない設置先が発生した場合、保守要員を派遣し、機器を正常な状態に復旧させます。
■ 定期点検
- ・ 年に4回臨校(臨園)し、通報装置の定期点検を行います。
2022年1月からは、新たな端末機(アツミ電氣製)がリリースされました。新規設置時に、また移転、建て替えの際に最新の端末機器への交換をお勧めしております。
先にもふれましたが、当初の機器設置より12年を経過し、メーカの修理期間の終了やメンテナンスの終了を迎える時期となっております。
当協会といたしましては、110番通報という非常に重要な機能において万全を期すため、新機種へのお取り替えをお勧めしております。
学校110番非常通報システムは子供たちの安全安心を確保するうえで欠かせないシステムとなっております。引き続き万全な体制で保守管理に努めてまいります。